|
第3章 「しつけ教室」の内容
うちのヨーヨー(ロットワイラー)も8才に
なってしまった。
大型犬の8才は「年寄り組」に入ってしまう。
その証拠に寝る時間が増えてきた。
「思い出つくり」に
しつけ教室に通おうと勝手な企画を思いついた。
7年ぶりの「オビディエンス」を受けるはめになった
ヨーヨー。
実は子犬の時に私が訓練を入れたワン子だった。
いつのまにかヨーヨーの飼い主が
私の旦那になっていた。
・・・・つまり・・・
私は客に手を出したわけだ(笑)
旦那も娘も一緒の参加。
レジストレーション(受け付け)を始めると
私を知る訓練士さん達が
どのクラスに行くのか?質問してきた。
「ドックショーのクラスに入るんでしょ?」と
からかわれる。(写真1)

私がショーアシスタントなどをしていたのを知っているのだ。
私は「ドックショーは行った事ないから」と笑いながら答える。
クラスは分かれている
ドックショーにかかわりたい人はそんなクラスもある。
ジャッチが指導者となり
触診、歩き方など指導するクラスだ。
「オビディエンス」(家庭訓練)にも「クラス1」が初心者クラス
クラス3にすすめられたが、私はクラス1を希望した。
はじめから体験したかったからだ。
黄色いジャケットを着た訓練士さんのまわりを
ヘラヘラした犬達と緊張した飼い主が
集まった。
1クラス10匹くらいだ。
訓練士さんの話が始まる。
「どうして、しつけ教室が必要だか説明します。
もちろん貴方方飼い主さんの生活を助けるわけでもあるが
我々人間、いつどんな事がおこるかわからない
考えられない事がおこり
ワン子を手放さなければならなくなる場合もある。
もし、これから我々がおこなうリード・トレーニングを
されていればアダプション(里親)に出した時
新しい飼い主が見つかりやすいし
新しい飼い主と早くコミュニケーションを
とることができるわけだ。
なにもかもワン子のため・・・
だから私は30年以上、ここで一銭ももらえないが
がんばっている。
もし私を可愛そうに思うのなら何かくれ・・」と
手のひらを出し、ふざける訓練士。
みんな爆笑する。
少し緊張が和らいだ気がした。
巧みなトークが私たちに笑いをくれる。
この黄色いジャケットを着た訓練士達・・・
みんながボランティアで教えている。
飼い主が払う$35は3ヶ月分の参加費で
主催者のクラブにいってしまう。
そのお金でレスキュー、クラブ活動、などに使われるそうだ。
このコースが終わっても続けたい人は$25を払い
延長もできる。
中には何年も通う方もいる。
顔なじみができるとクラスが終わっても
「犬の話」でなかなか家にみなさん帰らない(笑)
時々、犬抜きでパーティなんかもある。
ハロウィーンにはワン子の仮装大会もある。
クラスで説明を受ける中でカバンを肩にかけている女性がいた。
訓練士は「カバンは車の中に入れてくるか、
現金がいっぱい入っているのなら私にズッとあずけなさい」と
また面白い事を言って私達を笑わせてくれた。(写真2)

革のリードを使用すること(すべらないから)
チョークチェーンの選び方、付け方、などの説明を受けた。
このようなリードトレーニングは必要だ・・と
個人的に思う。
クリッカー、エサもいいが
もしワン子が第三者、獣医、美容、ペットホテルに
行くことになれば
リード慣れしていれば負担も少ない・・と思う。
アイコンタクトも見知らぬ人にされれば不安が倍増するだけだし
エサも緊張していれば食べる事もしないはず。
他の人間が楽だと、ワン子にも都合がいいはずだ。
リードの持ち方指導を受ける。
飼い主は緊張しているがワン子達は興奮している。(笑)
みんなが列に並ばなくてはならない。
ここで訓練士はさすがプロ!と思った。
説明をしているあいだ
しっかり観察もしていたようで
ワン子の並び方も考えていた。
小さい犬に興味をもって落ち着かない犬の横には
犬にまったく興味のない犬をならばさせた。
号令(指示)をかけるのでそれにみんながどのように
従うかを説明する。
「ふぉーわーど」(前にススメ)でいっせいに
飼い主が犬を左につけて歩かなくてはならない。
「らいと・たーん」(右へすすめ)で
みんな右に進む(写真3)

「らいと・あばうと・たーん」(右まわりで逆方向に進む)
で、みんなまわれー右っして進む・・・
「ほうと」(止まれ)で
止まって犬に
「すいっと」(座れ)を命じる。(写真4)

「ぷれいず・ゆあ・どっく」(ほめる)で犬を大げさに
誉め称えなくてはならない。
みんな飼い主は緊張のとれない顔で犬を
さすったり、声をかけていた。
もちろんゴホウビをあげてもいい。
こんな感じで犬とウロウロして自分の犬が
他の犬に吠えかかるのを見て
アセル人もいる。
止め方などのアドバイスを指導してもらったりするのだが
自分の犬の違った様子にはじめは戸惑う人が多い。
時間は40分くらい。
おしゃべりしたり、訓練したり・・・
あっというまに時間は過ぎる。
訓練士から「最後の言葉」もある。
「今、おこなった事は一日10分は各自おこなう事が
大切である。
毎日おこなう事が大切。
ただし、女性は日曜日はやらなくていいです」
みんな爆笑した。
「このクラスを次回繰り返したい方はまたどうぞ。
次に行きたい方はクラス2に行ってください」
私は次回はクラス2に行こう・・とヨーヨーを見つめた。
|